●ami,e、(アミー)クラスご案内
高木俊子きもの学院では、日本の伝統美「きもの」により親しんでいただき、普段でも気軽に着ていただくために新しく「 ami,e、クラス」を開設致しました。 ami,e、(アミー)にはフランス語で恋人、友人、仲間という意味があります。 ami,e、クラスでは男性・女性とも普段着、街着、簡単な外出着は一人ですぐ着られるようになります。。
でも、礼・正装は着物の重みや、その場の緊張感から一人ではなかなか思うようにできなかったり、不安が伴うものです。そんな時、お互いに傍(そば)に助けてくれる人が居ればどんなに気持ちよく、速く、安心して着用できることでしょう。それがどんなami,e、であっても良いはずです。今、海外では日本の文化が注目されるとともに高く評価されています。例えば、海外旅行をした時など、パーティ会場でペアできものを着て登場するという趣向はいかがでしょうか。地球上のどこにいても、きもの姿を披露し楽しむことができるのです。おそらく、そのパーティでは注目されること請け合い。お互いのコミュニケーションを深めるにも最高の演出となることでしょう。
○一人できものが着れるようになります。
○男女とも、他人に着付けることができます。
○互いに着る人のサポーターとしてのポイントも習得できます。
ami,e、クラスでは、ペアーで受講していただきます男性には主にサポーターとなっていただきますが、男女帯の結び方各種を学んでいただきます。
このクラスは、私が1995年の夏、大腸ポリープ切除の開腹手術で足かけ3ヶ月入院したときに思いつきました。
仲間で着物の心得があると、どこへ行っても、どこででも着物を着用し、楽しむことができます。海外でもOKです。
私はかねがね日本の男性に、昔のように女性の着物にもっと理解を深めて欲しいと願っています。
このことは、後になって、例えば娘さんの着付けや帯結びも「父に着けてもらった」と娘さんがお友達に自慢できる家庭が増えてくることにもなります。そういった家族の姿が私の願いでもあります。
●着付けの部ご案内
高木俊子きもの学院では、初歩から本来の小物を使った着付けのお稽古をしています。和装本来の小物を使うことによって、いつでもどこでも着用が可能になるのです。
一人で着物を美しく着付け、装う技術が習得できます
テーマ
調和美
羽織、コートについて
留袖の着付け、中振袖の着付け
留袖、喪服の正しい装い方
男物の着付けと角帯の結び方
袋帯の結び方各種
きもの管理
丸帯の結び方各種
袋帯の結び方各種
千鳥、寿、その他
花嫁衣裳の着付け
帯の結び方今昔
丸帯、袋帯の結び方研究
高木俊子きもの学院の着付けは,腰紐、伊達巻、伊達締めを使った正統派着付けを指導しています。
人体の間接は200以上あります。この間接を動かし生かす事で、着物は楽に着用できます。決して難しいものでも、大変なものでもありません。むしろ楽しくなり、健康体操もできるくらいです。
つまり、姿勢も良くなり、自然と立居、振舞いも上品になります。さらに、袂の扱いや裾の処理の仕方で、ご自分らしい個性あふれるきもの姿が身につきます。
これの特徴は、決してわざとらしくならないことです。ただ、日常性が無くなった分、慣れるまでに少々時間がかかりますが、わかりやすい指導ですぐに理解できます。
ただ練習しないで上達する方法はありません。そんな楽もありません。やはり教えられたことを、正確・忠実に練習してくだされば上達は早いです。また、マル秘上達方法をお教えします。
是非(皆があこがれる)きもの姿の美しい人になりましょう。ご自分の着付けが出来るようになれば、人の着付けに進みます。
正統派着付けとは、従来から使われている腰紐、伊達締、伊達巻には改良の余地はありません。それほど完璧なものであるという意味です。まともな品物を正しく使用することで、あの美しい日本舞踊や歌舞伎等で見られる激しい動きも、着崩れなく美しい動作が可能なのです。
私の幼少時は殆どの大人はきもの姿でした。それが敗戦で一変したのも残念です。終戦を境にして、若い大人を中心に洋装化が進みました。戦後、小学校時代は私の通学時の服装は洋服でした。でも帰宅してからの夕食後はきもので過ごすことが多かったものです。女の先生も袴姿の人がチラホラいらっしゃいました。
皆さんはきものは日本人の民族衣装だと言われているのはご存知でしょう。きものはすべての人々の生活の中から生まれています。それだけに、着付けに関してはどこをとっても改良の余地はないはずです。
きものを着て、苦しいとか、着崩れして困るというのは、お仕立てと、着用する時点での紐をかける位置とかが正常な位置よりもずれているのが原因です。
高木俊子きもの学院では、そのツボを正しくお教えします。
仕立て上がったきものは誰でも着用できるというあやまった言葉が流れていますが、これは間違いです。各自の寸法に合わせて仕立てられたものでないと、着にくいのは当然です。ただ、似通った体格の方であれば着用は可能でしょう。また、身幅や丈の大きい目は何とか着ることはできるでしょう。でも、小柄な方のものを大柄な方が着用するのは全てに無理があります。これは他のどのような衣服でも同様です。
そんな場合は洗い張りをして、仕立て替えをなさるのが良い訳です。
和服はこの洗い張りが可能であることが大きな利点だといえるでしょう。
●NEO JAPANESQUE
日本人の象徴である“きもの”の原形は、長袖と裾物をはおった奈良時代の後期にさかのぼると言われます。そして平安時代には、有名な十二単が生まれます。その後、江戸時代に入ると友禅や西陣織をはじめ小物も細工なども凝ったものが登場し、日本独自の文化として和装の基礎ができあがるのです。
明治時代になると次第に西洋スタイルの生活習慣となり、現代では“きもの”は特別な行事などでしかお目にかかれないものとなりました。今や日本は世界でも一流の経済大国となりましたが、経済だけでなくこれからは文化や芸術といった精神的なものが注目されることでしょう。変遷する歴史のなかで培われた“きもの”文化は、日本人の心を象徴する代表的なものです。21世紀、日本の新しい文化が世界で開花する時、必ずや“きもの”は世界中の人々から新たなファッションとして注目を集めるに違いありません。私たちは“きもの”文化をNEO JAPANESQUEの一つとして世界に紹介したいのです。
●お仕立て・リフォーム
サロン・ド・たかぎでは、各種着物の販売、各種帯の販売、室内装飾、「織物の額」の販売のほか、着物のお仕立てやリフォーム等のご相談を承っております。
●和裁の部ご案内
和裁のおすすめ「もっと針を持ちましょう」
和服は、一般に売られている着物一枚分を着尺(きじゃく)と言います。また、羽織やコート用の羽尺(はじゃく)、地袢地や帯地、他にも種々の布地があります。いずれの生地も並巾(なみはば)と言って両端に耳があり、そのまま仕立てます。
こうすることで仕立て替えや洗い張りが可能になっているのです。つまり、一旦着物の形に仕立て、着用したものが汚れた場合はもちろん、他の人に譲る場合も、すべて解いて元の反物に縫い合わせ、洗濯をして仕立て直すことができます。
和服だけが衣服のすべてであった時代には、これを幾度も繰り返しました。耳をつけたまま仕立てることによって末長く着用できるのです。
高木俊子きもの学院では、導入部分として運針基礎縫いがあり、女物男物のゆかたの仕立てで入門へと進んでいただきます。一見、定形に思われている着物も、体型によって寸法や標付(へらつけ)が随所で異なります。当学院では体型に合わせた標付、着くずれしない仕立てを習うことができます。美しい振る舞いは、着くずれしない仕立て方法によるところが大きいのです。
着物を肩にかけ、袖を通した時点で、着る人に合った衣紋の位置や打合わせができているのが良い仕立てです。したがって、腰紐では布をおさえるだけで、きつく締める必要はありません。
着る人の身長に合わせて、小柄な方の場合には生地を縫い込んでおきます。そうすれば、大柄な人のために仕立て替えをして譲ることもできるのです。
大島紬(つむぎ)や結城紬などの高級品は、三代(約100年間)着用が可能だと言われます。その理由は、仕立てを何度も繰り返すことのできる丈夫な和服地だからです。
授業内容
1.運針基礎縫
2.女物単衣長着一式
3.男物単衣長着一式
4.子供物単衣長着一式
5.女物袷長着一式
6.男物袷長着一式
7.子供物袷長着一式
8.男女長襦袢単衣袷一式
9.男女羽織単衣袷一式
10.帯各種
11.雨コート
12.袷道行コート
13.綿入れ一式
14.留袖、訪問着、振袖、喪服等、式服一式
15.男女袴各種
16変り衿コート各種
17.その他高等技術
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